mablは、ソフトウェアチームがデジタルトランスフォーメーションとDevOpsの可能性を最大限に引き出すのを、インテリジェントなローコードテスト自動化を通じてサポートしています。API、クロスブラウザ、モバイルウェブ、アクセシビリティなどの各種テストを使いやすいソリューションに統合できる当社プラットフォームは、世界各国で、多くの組織が大規模かつ効果的にテストカバレッジの拡張、高スピード・高品質のリリースに活用しています。本日は、mablにパフォーマンステスト機能が新たに追加されたことをお知らせいたします。

なぜmablにパフォーマンステストを組み込んだのか?

パフォーマンスはユーザーの満足度、コンバージョン、定着を大きく左右します。例えば、応答時間が1秒遅れると、ウェブコンバージョンは7%減少、さらに読み込みに3秒以上かかると、消費者の53%がモバイルサイトの使用を諦めてしまいます。また、消費者は全体の45% が「使いにくいアプリケーションやウェブサイトは企業イメージの悪化につながる」としています。

優れたユーザーエクスペリエンスを構築する上でのパフォーマンスの重要性、負荷がかかってもアプリケーションの正常動作を確認するためのテストの必要性を認識しているチームが大半を占める中、従来のパフォーマンステストの複雑さとコストを理由に実施できていない組織が多いのが現実です。mablのお客様の中にも、負荷テストに関して、この数年間満足できるオプションが見つからなかったこと理由にmablを使いたいとする人が少なくありません。

  • ポイントソリューションには高度な専門知識が必要で、業務や作業者間のサイロ(孤立化)につながる。
  • 機能テストとパフォーマンステストのロジック管理が重複し、タイムロスにつながる。
  • 従来のスクリプトは壊れやすく、大幅なメンテナンスを要し、生産性を下げてしまう。
  • 専用のインフラは負荷テストには適しておらず、ボトルネックや非効率性につながる。

私たちはこれらの課題を理解し、日常のワークフローに組み込むことができるパフォーマンステスト機能の提供に取り組んでいます。今回は、その皮切りであるAPI負荷テスト機能のご紹介です。

新しいAPI負荷テスト機能

通常、API層には複雑性の高いロジックが存在するため、ここでの負荷テストはアプリケーション全体のパフォーマンスにとって重要です。最新のソフトウェアデリバリーパイプラインとの統合を可能にするローコードなクラウドソリューションmablに、API負荷テスト機能が追加されたのは、統合テスト自動化プラットフォームとしてはあるべき進化だと言えるでしょう。 

汎用性の高いローコード自動化:ブラウザテスト、APIテスト、アクセシビリティチェックと同様に、mablの負荷テストへのアプローチはローコードで、スクリプトの記述や専門フレームワーク無しでのテストの作成やメンテナンスが可能です。また、ワークフローがサイロ化されがちな従来のフレームワークとは異なり、mablでは、パフォーマンステストのために、既存のAPIテストの再利用や、Postmanコレクションのインポートができるようになっています。ローコードアプローチと既存テストの再利用を組み合わせることで、セットアップする時間を大幅に短縮することができます。

クラウドソリューション:mablのパフォーマンステストはスケールと効率を最大限に高めることが可能なクラウドで実行されるため、メンテナンスを要するインフラが不要です。負荷増加時のレイテンシーとエラー率の変動を確認できるように、リアルタイムで処理されたテスト結果が共有可能で分析しやすいレポートに表示されます。

統合:一般的な CI/CD ソリューションとのネイティブ統合と柔軟なコマンドラインインターフェイスにより、パフォーマンステストを簡単にパイプラインに統合できるため、チームは、開発中の早い段階で問題に気づき、コストのかかる本番環境での問題発見というリスクを回避することができます。

ローコードパフォーマンステストの変革をご体感ください

API負荷テストは、あらゆるAPI依存のアプリケーション、つまり大多数の最新アプリケーションにとって有益です。本番環境での大量のAPIリクエストをシステムが確実に継続的処理できるようにし、APIとバックエンドの変更によって負荷状態でのレイテンシーやエラー率が増加しないようにすることで、ためらわずに変更をすることができます。

チーム独自のドメイン知識や機能テスト能力に合わせて構築ができるmablによって、パフォーマンステストのハードルは下がるでしょう。既存のAPIテストが再利用できるので、機能テストに加えて作成するパフォーマンステストのためのスクリプトのメンテナンスが不要になります。これにより、パフォーマンステスト実施の負担が大きく減り、本番環境での負荷に備えたリリースを、労力がかからないルーチンとして継続的に行うことができるようになります。

この新しいAPI負荷テストは、mablユーザーおよび早期アクセスで無料トライアル登録された皆さまにご利用いただけます。早期アクセスに登録し、ローコードテスト自動化プラットフォームでのパフォーマンステストがどのようにカスタマーエクスペリエンスの向上につながるのかをご体験ください。