5月19日はグローバルアクセシビリティアウェアネスデーです。これまで、DevOpsにおけるアクセシビリティテストの課題、品質エンジニアリングの取り組み方、製品のアクセシビリティを向上させるためにQAがテスト・データを使用する方法について述べてきました。今回は、アクセシビリティを成功させるための効果的なプロセスと、部門横断的なパートナーシップを設計するためのベストプラクティスを紹介します。 

品質エンジニアリングとDevOpsにおける優れたプロセスの重要性

mablの「2021年 DevOpsにおけるテスト」レポートによると、DevOps導入の課題として最も多く挙げられたのは、優れたプロセスの欠如と変化に対する組織の消極性でした。プロセスがDevOpsの大きな阻害要因である理由は簡単です。日常的にコードをリリースするためには、開発プロセスの各パートが毎日簡単に実行できる必要があります。おそらく最も重要なのは、開発、QA、製品といった各チーム間でのやり取りをできるだけシームレスにし、DevOpsパイプラインの各ステージでコードを簡単にシェアできるようにすることです。

アクセシビリティテストのプロセス構築にも同じことが当てはまります。アクセシビリティのチェックと改善に意味のある変化をもたらすためには、反復利用が可能で協力的なプロセスを構築する必要があります。

優れたプロセスとパートナーシップのためのベストプラクティス

ソフトウェア開発の組織は企業によってそれぞれ異なりますが、いくつかのベストプラクティスは、あらゆる規模のチームやDevOpsの成熟度に応じて適用できます。

データを利用して目標と意識を高める:DevOpsパイプライン内でアクセシビリティチェックを実行するメリットの1つは、テスト結果に基づいて傾向や問題を特定できることです。統合されたテスト自動化ソリューションでは、このデータから貴重な知見が得られ、品質エンジニアリング、開発、およびコンプライアンスの各チームで共有して、より正確な目標を設定することができます。企業全体で共有できる結果は、新しいアクセシビリティテストプロセスに対する組織の支持を得るために不可欠です。

自動化によってテストの反復化をサポートする:デジタルアクセシビリティの向上のような重要な仕事であっても、誰も自分の仕事を増やしたくはないでしょう。このことは、人材不足と開発サイクルの短縮のために負担を強いられている開発組織には、二重に当てはまります。アクセシビリティチェックを簡単に実行(および反復)できるようにするために、品質管理チームは、追加の作業を発生させたり開発を遅らせたりせずにDevOpsパイプラインに組み込むことができる自動アクセシビリティチェックを採用する必要があります。

ナレッジ共有の機会創出: ほとんどの企業において、アクセシビリティとコンプライアンスの問題に関する主な専門家は、ソフトウェア開発組織ではなく、法務部門にいます。そのリソースを活用し、自動化されたアクセシビリティチェックが必要な規制要件を満たしていることを確認するために、品質エンジニアリングチームは、部門間のコラボレーションをサポートするプロセスを構築する必要があります。テストデータを明確かつ簡潔なレポートに集約するトレンドレポート機能は、チーム間で共有する情報のギャップをなくし、全員が共通の目標を設定し、最終的には全員がより良いユーザーエクスペリエンスを実現できるよう支援します。

反復可能でスケーラブルなプロセスが、積極的なパートナーシップを可能にする

DevOpsと品質エンジニアリングは、共同的な作業の実践の連続です。アクセシビリティの問題だけではなく、その他の不具合なしに新しいコードを迅速に本番環境にリリースするために、ソフトウェア会社は、誰もが自分の専門知識を提供することを推進できるシームレスなプロセスを必要としています。品質エンジニアリングチームはコードと顧客の間をつなぐために、DevOpsの世界で包括的なデジタル体験を可能にするアクセシビリティテストのプロセス開発をリードするのに適した立場にあると言えるでしょう。

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